2012年05月14日

ドイツで手に入れた煙草

 今回は、留学先の街のタバコ屋で手に入れた、フィルターの無いタバコを紹介しようかと思います。
調べた結果から言うと、以下の3種類のものはみな、戦前から作られているものだと思われます。

まず1つ目は
Roth-Händleという銘柄のものです。

ドイツで手に入れた煙草

製造会社は変わっているものの、1897年7月22日から製造され続けているとか。
当時はその強さ(タール・ニコチンの含有量)から、
„Lungentorpedo“ 「肺魚雷」
„Lungenzäpfchen“「肺の栓」
„Toth-Händle“「死の商人(死を意味するTodとTothはドイツ語では同じ音なのでかけてある?)」
„Roter Tod“「赤い死」
などと呼ばれたそうです(笑)
完全に憶測ですが、
魚雷などという単語が出てくる点を考えると、案外兵隊にもよく吸われていたのでしょうか?

1910年の広告を見ると、アルザス地方で作られていたようです。

ドイツで手に入れた煙草

次に、有名どころですが、フランス煙草のゴロワースです。

ドイツで手に入れた煙草

製造は1910年からのようですが、
現在のデザインになったのは36年からだとか。
メインのGauloisesの下に、小さくBRUNESとありますが、
これはタバコの種類を表すもののようで、この場合だと黒タバコ(Schwarzer Tabak)
という、香りの強い葉っぱを使っているのだとか・・・
別のものもあるそうですが、吸い比べたこと無いので分かりません;

最後に最初の「肺魚雷」と同じ会社で作られていたRevalです。

ドイツで手に入れた煙草

1920年ごろから製造されていたということしか分かりませんが、
デザインは当時からこのような物だったのかは、少々疑わしく思われます。
というのも、上記の2種類に比べて、鮮やかすぎるカラーリングなので。

イベントなどの小道具にちょっと使えないものかと思いましたが、
今更思うと、日本でも同様の問題がありますが、
ご丁寧に健康に関する注意書きがデカデカと書かれてしまっています。

こういう点を考えると、タバコですら、今となっては当時のものは貴重品なんですね。

 大して面白くもないものとなってしまいましたが、
以上となります。
※これらの煙草は、まだ未開封ですので、7月あたりのビクトリーショーか何かのイベントで
知人・友人たちと分け合って吸おうかと思います。

それでは、
Tschüs, bis bald Kameraden.




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Posted by ハルトマン at 03:47│Comments(0)日記
 
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